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タイトル | 三国志 | |
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著者 | 羅貫中 | |
出版社 | 岩波書店 | |
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「三国志」(さんごくし)は、2世紀から3世紀にかけて、中国が3つの国にわかれて争っていたころのことを書いた物語です。2世紀から3世紀というと、日本では邪馬台国の卑弥呼が登場する前後のころ。そんな大昔の時代に、中国ではたくさんの英雄(えいゆう)・豪傑(ごうけつ)たちが、天下をとろうと争っていたのですね。 ある時、反乱軍を鎮圧(ちんあつ)するために、兵士を募集(ぼしゅう)する立て札がたてられました。ひごろから、世の中が乱れて人々が苦しんでいるのをどうにかしたいと考えていた青年・劉備(りゅうび)は、同じ立て札を見て知り合った張飛(ちょうひ)・関羽(かんう)の2人と義兄弟のちぎりを結び、平和を取り戻すために挙兵します。反乱軍を鎮圧すると、今度は董卓(とうたく)が朝廷を自分のものにしようとたくらみ、劉備たちは董卓征伐(せいばつ)の連合軍に加わります。 昨日の友が今日の敵に、今日の敵が明日の友に……と、さまざまな状況の中で戦いを続ける劉備たち。やがて、諸葛亮(しょかつりょう)という、知謀あふれる青年の存在を知り、仲間にしたいと考え始めます。 【 「三国志」は子どもから大人まで、広く親しまれた物語です。上・中・下と3冊にわかれていますが、読み始めたらあっという間に三国志の世界に引き込まれてしまいますよ。】 |