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タイトル | おじいちゃんの休暇 | |
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著者 | イヴォン・モーフレ | |
出版社 | 偕成社 | |
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おじいちゃんが、突然旅に出るって言い出した。行き先は、おじいちゃんが生まれた小さな島・ベルイール。60年前に出たきり、帰ったことのない場所だったんだ。何しろおじいちゃんは今年で72歳になるんだから、家族のみんなは大反対。すったもんだの末、おじいちゃんの孫であるぼく・トマがついていくことになった。 旅をしながら、昔の知り合いや思い出たちに出会っていくおじいちゃん。ぼくは、おじいちゃんが兵士をしていたことも知らなかったし、歌をうたうのがとても上手だってことも知らなかった。 海と空がとてもきれいなベルイールには、おじいちゃんが昔住んでいた家があった。友だちもいたし、昔から変わらない味のじゃがいももあったし、たくさんの思い出ももちろんあった……。 それから、おじいちゃんの幼な友だち・ヴァランティヌおばさんも。ヴァランティヌおばさんと再会してから、おじいちゃんは少しようすが変なんだ。おじいちゃんはかくしているけど、ぼくには分かる。だって、ぼくはおじいちゃんの「友だち」なんだもの。 【 ベル・イールの美しい自然や、トマとおじいちゃんの「友情」、そして、人間の人生が持つきらめきが胸をおどらせる作品です。どんなに年をとっても、今を一生懸命生きることはできるんですね。】 |