トップページ > 読書案内 >
6年生の今月の本 > 6年生におすすめの本
> わたしが幽霊だった時
タイトル | わたしが幽霊だった時 | |
---|---|---|
著者 | ダイアナ・ウィン・ジョーンズ | |
出版社 | 東京創元社 | |
|
||
気がつくと、サリーは幽霊になっていました。けれども、どうしてそんなことになってしまったのかは、サリー本人にもさっぱりわかりません。何がどうというわけではないけれど、自分の身体がみょうに軽くてあやふやな感じがするのです。頭もはっきりしないし、今日何があったのか、お昼に何を食べたのかもまるで思い出せません。 不安になったサリーは心を落ち着かせようとして、自分に言い聞かせました。 なくなっていたのは体だけではありません、頭も顔も、なにもかも、サリーだと言えるものは何ひとつなくなっているのです。あまりのことにパニックになりかけたサリーがたどり着いたのは、ある学校でした。そこが自分の家でもあることを、サリーはだんだんと思い出します。それから、おせじにも仲がいいとはいえない3人の姉や妹たちのことも。 自分がいなくなったことを、家族のみんなはどう思っているのだろう。サリーはいてもたってもいられなくなって、姉妹たちの後をついていきます。ところが、姉妹たちはサリーのことについてとんでもない話をしているではありませんか! 【 とまどうサリーの前に、やがて 「モニガン」 というなぞの存在が現れます。 サリーを追いつめようとするモニガンから逃れるため、サリーは時空を超えて、だいっ嫌いだったはずの3人姉妹に助けをもとめることに。物語のなぞときを、サリーと一緒にとまどいながら、楽しんでみてください。 ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんは、映画化もされた作品、『ハウルの動く城』 の作者です。イギリスのファンタジー作家として、魔法をテーマにしたお話をたくさん書いています。】 |