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> 夏の洞窟
タイトル | 夏の洞窟 | |
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著者 | 荒川 じんぺい | |
出版社 | くもん出版 | |
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小学校最後の夏休みを思いきり遊んですごしたいと思っていた武人(たけと)は、親友の竜也(たつや)と一緒に、秘密の洞窟(どうくつ)を探検することにした。実は、その洞窟にはさまざまな言い伝えがあって、武人が住む村の人達の間ではその話題は禁句だったのだ。実際、知りあいの柾(まさ)ジイから聞かされるまで、武人は、そんな洞窟が存在することさえ知らなかった。 「なんだかオレ、冒険心を刺激されちゃったなーっ」 武人と竜也が大乗り気で一泊二日の探検ツアーを計画しているところへ、幼なじみの「ミロッポ」こと美穂がやってきた。美穂は三人の中で一番背が高く、しっかり者の頼れる存在だ。メンバーに加わった美穂は、サマーキャンプでの経験をもとに、携帯品から遭難(そうなん)時の備え、寝袋の作り方までてきぱきと話を進めていく。準備といえば食べ物のことしか頭になかった武人と竜也は大いに反省し、美穂は全員一致で探検ツアーのリーダーになったのだった。 そして夏休み、無事に洞窟までたどりついた三人がぐっすりと眠っていたそのとき、突然地震のような大きな揺れが武人達のいる洞窟全体をおそった。 聞いたことのない轟音(ごうおん)と雷のような青白い光につつまれた後、静けさを取り戻した洞窟を出た三人の目の前に広がっていたのは、見たこともない風景だった。 【 大昔の日本に迷い込んでしまった武人達は、どうやって生活していくのでしょうか? 色々な問題に立ち向かう三人のチームワークが見どころ。山の暮らしに魅せられて、自身も八ヶ岳のふもとに住んでいる作者の荒川さんが、自然への敬意と愛情をこめて書いた初めての小説です。 】 |