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1年生向け季節の本

パピロちゃんとにゅうどうぐも タイトル パピロちゃんとにゅうどうぐも
著者 片山 令子(作) 久本 直子(絵)
出版社 ポプラ社
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 あるなつのひ、パピロちゃんはかぞくで、白くもこうげんにやってきました。パピロちゃんはホテルにつくと、ホテルのうしろにひろがる、みどりのおかにはしっていきました。

 おおきなにゅうどうぐもをみつけて、「おーい。まっ白で、もくもくげんきな、にゅうどうぐもさーん!」パピロちゃんは、くもにむかってはしっていきました。 はしった先には、きゅうなのぼりざかがあり、せのひくいリンドウが、いっぱいさいていました。

 そのさかをのぼりきると、「あれ?」さっきあったにゅうどうぐもが、すっかりきえていて、むこうにちいさなこが、たっていました。「あれ?あのこ、まっ白だ。」パピロちゃんはなんだかくらくらしてしまい、目をとじて、それからもういちどみると、その白いこどもは、もう目のまえにたっていて、こういったのです。
「ぼくと、あそばない?」

パピロちゃんとまっ白でふわふわした子の、ある夏の日の不思議な出会いです。この白い子どもの正体は何でしょうか。パピロちゃんのちょっとお姉さん気分なところも、楽しく読めるポイントです。
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