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タイトル | そうじきのつゆやすみ | |
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著者 | 村上 しい子(作) 長谷川 義史(絵) |
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出版社 | PHP研究所 | |
「おきてや、おきて。いい天気やで。」おかあちゃんが、シャーっとカーテンをあけた。 「今日は気分よくそうじができる。さあけんいち、はやくおきてや。」 ぼくは、「せっかくの土曜日。あと十分だけねよ。」と、うとうとしていたら、 「げげーっ!」そうじきがおっきな目で、おとうちゃんをにらんでた。しかも手も足もはえてる。 おかあちゃんが「そうじきさん。いったいどういうつもりですか。毎日しとしとふってた雨がやっとやんでくれたのに。」と言うと「そうでしょ。ですからきょうは、つゆやすみということで、かぞくで海にでかけましょ。」と言うのです。
梅雨の時期はじめじめしたり、ぱっとしないお天気のため、気分が晴れないことがおおいです。だからこそ、晴れた日にはどこかに出かけたいですね。掃除機も同じ気持ちだったのでしょうか。梅雨のある晴れた日に、家族と掃除機で釣りに行ったけんいちくん。そして掃除機とキスつり勝負をするのですが……。
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