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タイトル | トカゲのはしご | |
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著者 | 西沢杏子(作) 織茂恭子(絵) | |
出版社 | 理論社 | |
りゅうはあやとりがだいすきなおとこのこです。いつもおうちであやとりであそんで います。そんなりゅうに、ママは「そとで あそんで きなさい!」といつもおこってきます。りゅうはおこりながら、ほじょりんつきのじてんしゃでそとにでかけていきました。するととつぜん、りゅうのいえのちかくにすんでいるとかげがとびだしてきました。りゅうはとかげのしっぽをひいてしまいました。とかげはまったくうごきません。そこでりゅうはとかげがひとりぼっちにならないために、あやとりでとかげをかこんであげました。 そのよる、あやとりがないとねむれないりゅうは、あやとりをとりにとかげのところにむかいました。ペンライトのまるいひかりで、りゅうはいしがきのトカゲのすみかをさがしました。そこだけ、くさや こけのはえていないくろいあな―「あった。」 と、こそりとなにかがうごきました。こつぶでくろびかりするのは……めだま。「やっ!トカゲ。」りゅうはびっくりして、しりもちをつきました。
りゅうは死んだと思っていたはずのとかげが生きていたことに驚きます。トカゲのしっぽはちょんぎれ、手に力が入りません。りゅうはそんなとかげのためにできることを一生懸命考えます。りゅうはとかげの力になることができたのでしょうか。
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