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1年生向け季節の本

ようこそぼくのおともだち タイトル ようこそぼくのおともだち
著者 野中 柊(作)
出版社 あかね書房
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 こつこつ。おや?ノックのおとがします。いぬのタタンは、ぴくり!みみをうごかしました。そろそろおちゃのじかんだなあ、とおもっていたところです。タタンは、うれしくなってげんかんへはしっていき、ドアをあけました。けどそこにはだれもいません。「そらみみだったの?」でも、まだちいさなおとがするのです。こんどはうらぐちへといってみました。だれもいません。おうちのなかの、すべてのまどもチェックしました。どこにもだれもいません。「おかしいなあ?」タタンはめをとじ、じっとみみをすませました。「どうやら、こっちみたい」タタンは、キッチンへといきました。「もしかして、ここ?」れいぞうこのとびらをあけてみました。だれもいません。けれどもたしかに、こつこつという おとは、このなかからきこえてくるのです。そして、ふときがついたのです。「そっか。ここだね」

音は買ってきたばかりの卵の中から聞こえてきました。卵からひよこのピヨちゃんが生まれてきたのです。一人でお茶を飲むはずだったタタンは嬉しくなります。ひよこはもっといろんな動物を呼んでお茶会をしようと提案しました。タタンとピヨちゃんがノックするたび、新しいお友達がどんどん増えていきます。さて、次にピヨちゃんは誰と友達になるのでしょうか。
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