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タイトル | ふしぎなヨットのかいぞくやまねこ | |
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著者 | 斉藤 洋(作) 大野 彰子(絵) | |
出版社 | 小学館 | |
ある日、やまねこはおよめさんがほしくなりました。やまねこは山をくだり、うみべにやってきました。およめさんにするなら、うみねこがいい! やまねことうみねこのあいだに、あかちゃんがうまれたら、どんなにかわいいだろうか! やまねこはそうおもったのです。「どこかに、うみねこはいないかなあ……」すると、しらないおじさんがヨットのマストをゆびさしていいました。「あそこにいるじゃないか!」そこにいたのは、とりのうみねこ。ねこはねこでも、さがしているのは、ねこのなかまでうみにすんでいるうみねこ。やまねこはくやしくなって、ヨットにとびのり、マストによじのぼりました。とりのうみねこにがぶりとかみついてやろうとおもったのです。でも、そのとき……、きゅうにヨットがうごきだしました。みるみるうちにりくをはなれ、かぜをうけて、どんどんおきにでて、たちまち、りくはみえなくなりました。こまったやまねこは、キャビンにいってみました。キャビンにはだれもいませんでしたが、そこにはかいぞくのふくとどうぐがおいてありました。こうなったら、もう、かいぞくになるしかありません。かいぞくというのは、ほかのふねをおそって、おたからをちょうだいするのです。やまねこはかいぞくをしながら、かわいいほんもののうみねこをさがすことにしました。 ●ひょんなことから“ふしぎなヨット”に乗り込んだことで、海賊になったやまねこ。意気揚々とお宝を奪いに行きますが、向かう先々で船のお手伝いをさせられたり大砲をドバーンドバーンとぶっぱなされておそわれたり……、海賊業もなかなかうまくはいかないようです。やまねこはこの航海の中で、いつかかわいいおよめさんのうみねこに巡り合うことはできるのでしょうか? |