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2年生向け季節の本

あるひ あひるが タイトル あるひ あひるが
著者 二宮 由紀子(作)
高畠 純(絵)
出版社 理論社
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 ある日 あひるが 歩いていると、頭に あなの あいた あんころもちが 足もとから あらわれて、
「あいたたた! あんたの 足が 当たって あたしの 頭に あなが あいたわ。あーん、あーん、あーん……」
「あらあら、あたくしの 足じゃないわよ」
  あひるは あわてて あとずさりしました。
「あとずさりするところが あやしいわ。あんたよ、あんたよ あやまらないなんて、あつかましい!」
 あんころもちは あらあらしく あひるに あくたいを あびせます。

「あ」ではじまる言葉をならべた言葉あそびのお話です。少々強引さを感じるところもありますが、見事に楽しいお話になっているのに感心させられます。
 このほか、「いつも いっしょのイカと イルカ」「うれしくなった ウシ」「えびと えんどうまめと えんぴつと」「お客さまは おおかみさん」の全部で5つのお話がおさめられています。お子さんと一緒に、このように、同じ文字で始まるお話を作ってみたり、わからない言葉をしらべてみたりされるのは、いかがでしょうか。
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