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タイトル | 天使のそりあそび | |
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著者 | 松居 友(文) 鈴木まもる(絵) |
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出版社 | 小峰書店 | |
「雪国では、雨があがったつぎの日には、すてきなことがおこるんだよ。」 けいたとみきがすんでいる北海道は、三月になってもまだ雪の中です。それでも、カツラの木やミズキの木から赤いめがでてきたり、ちょろちょろと小川の水がとけだしたり、すこしずつ春はちかづいていました。 日曜日の朝、ジープのうしろにそりをつみこむと、かぞくはまだまだ雪でまっしろな山をめざしてしゅっぱつしました。
まだ冬ののこる山では、自然の営みがあちらこちらから垣間見られます。川のぼりを終え、白くなっているサケの死骸、かわいらしいネコヤナギ、雪の上に残る動物たちの足跡……。少しずつ春に近づいている山が訪れたけいたとみきたち家族を楽しませます。
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