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タイトル | わすれた王さまうみのなか | |
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著者 | 寺村 輝夫(作) 和歌山 静子(絵) | |
出版社 | 理論社 | |
ちいさな王さまのはなしです。わすれんぼうの王さまです。ときどき、しゅくだいをわすれます。せっかくやったのに、おしろにわすれて、学校にいってしまうときもあります。きょうはハンカチをわすれてしまいました。 王さまは、きゅうしょくとうばんでした。なかよしのエミちゃんもいっしょです。ハンカチをわすれたことをはなすと、「いいわ。わたし、二まいもってるから、一まいかしてあげる。」 エミちゃんが、ハンカチをかしてくれました。「あとで、かえすね。」といいましたが、学校がおわったときには、すっかりわすれていました。 おしろにかえって、ゆうがた、おふろにはいるときに、せんたくがかりのおねえさんが 「王さま、パンツとシャツをぬいだら、出してください。わすれたら、せんたくしてあげませんよ。……それから、ハンカチもね。」といわれて、やっときがつきました。 「しまった。エミちゃんにかえすの、わすれた。」ポケットからハンカチを出しました。(これがみつかったら、たいへんだ。わすれものが、ばれちゃう)
わすれんぼうの王さまが、わすれものをしたことが、見つかりたくないために、奮闘する物語です。わすれものをしている場面がたくさんあるので、お子さんと一緒に読む際、親子で何をわすれたか考えるのも楽しいでしょう。共感できる場面もあるかもしれません。
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