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タイトル | おばけやさん1 | |
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著者 | おかべ りか(作・絵) | |
出版社 | 偕成社 | |
このお店の名前は「おばけやさん」。おばけをかしだすお店です。おばけやさんのあるじは、たもつという男の子。親がわりのウサギのポンポーソにてつだってもらいながら、一人前の「おばけやさん」になるためにしごとをがんばっています。おばけはたもつにしかできない「あること」がだいすきで、それをエネルギーにしておるすばんやおつかいなどのいろいろなおてつだいをしているのです。 あさ、たもつは元気に学校にいきます。学校からかえると、たもつは「おばけやさんのたもつ」になります。さあ、おばけやさんのはじまりです。きょうのしごとはおるすばん。いるか銀座商店街のほうせきや「じゅ〜えり〜」で五時から九時までおるすばんです。たもつは、大きなびんの中でのんびりとやすんでいるおばけに、ガラスびんのふたをそっとはずして、おそるおそるおねがいしました。「あの〜、おしごとをおねがいします」かえってきた、おばけのへんじは……「うたみっつ」。そうです。おばけのエネルギーは、たもつのうたう「こもりうた」。きょうのしごとがぶじにおわったら、こもりうたをうたうことをやくそくして、ふたりはでかけていきました。
「おばけやさん」と聞くと、おばけを売っているお店?と思ってしまいますが、そうではありません。小学生のたもつの「おばけやさん」は、おばけがいろんなお手伝いをしてくれるべんりやさんなのです。おばけは一見かわいらしい姿をしていますが、大きくなったり小さくなったり、こわーい声を出したり変幻自在。おばけの活躍に注目してみてください。ところどころコマ漫画を交えながら進んでいくので、読むのが苦手がお子さんにも読みやすいと思いますよ。
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