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タイトル | 犬ロボ、売ります | |
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著者 | レベッカ・ライル(作) 松波 佐知子(訳) 小栗 麗加(絵) |
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出版社 | 徳間書店 | |
白黒の体、黒いたれ耳に、よく動くしっぽ、ぬれた黒いはな。ロボ・ワンは見た目はごくふつうの犬。しかし、ロボ・ワンは新米発明家のトムが発明した、最新型のスーパーお手伝いロボットなのです。そうじ、せんたく、料理、なんでもおまかせです。 ロボ・ワンはロボットでありながら、犬の心をもち、やさしい人間の家族といっしょにふつうの犬としてさんぽに行ったり、子どもとあそんだりしてくらしてみたいとゆめみていました。 ところが、ロボ・ワンがひきとられた家は、なまけものでけちんぼなヨゴレータ家。ふつうの犬として生活できることを心まちにしていたロボ・ワンをまっていたのは、家中のそうじ、夕食のじゅんびなど、すべての家事。来る日も来る日もこきつかわれ、それなのにだれも手伝ってくれないし、やさしく頭をなでてほめてもくれません。やがて、ロボ・ワンは身も心もつかれはててしまい……。
ほんとうの犬と同じ心を持ち、やさしい家族とくらせることをゆめ見ていたロボ・ワンですが、ただのお手伝いロボットとしてこきつかわれる日々がつづきます。その心の声には、読みながらぎゅっと心がしめつけられます。ロボ・ワンはこのまま、ヨゴレータ家でこきつかわれてしまうのか、それとも、本当にふさわしい飼い主に出会うことができるのでしょうか。
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