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タイトル | せかい1おいしいスープ | |
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著者 | マーシャ・ブラウン/再話・絵 わたなべ しげお(訳) |
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出版社 | ペンギン社 | |
せんそうがおわり、3にんのへいたいは、つかれて、おなかもぺこぺこでした。あるいていると、村のあかりが みえました。 ところが、むらのおひゃくしょうたちは、へいたいたちに たべものをとられないように、かくしていました。へいたいたちにたべものをわけてくれるひとは、だれもいません。 そこで、へいたいたちは、そうだんし、「石のスープ」を広場でつくることにしました。なべに水をいれ、火をたき、石を3ついれたとき、へいたいたちは、村人にいいました。
村人たちが少しずつ出し合った材料で、ついには「王さまのスープ」に匹敵するスープが完成します。そして、村人たちは兵隊に、「わたしたちは、もう、うえることはありません。石からスープをつくることをおぼえたんですから。」と感謝します。
村人たちがおぼえたのは、きっとスープ作り以上のことなのではないでしょうか。兵隊たちの賢さに感心させられるだけでなく、知恵を使って一人一人が協力すれば、みんなが幸せになれるということを感じ取らせてくれるお話です。 |