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2016年度の作品

No.6 『 親を成長させてくれた中学受験 』
           広島中等教育・学院中・修道中・城北中/Kさん

 中学受験を振り返って思うことは、「子離れがやっとできたのかな?」ということです。特に気負わず始めたはずの受験でしたが、いざはじまると、つい親が口出しをし、テストの結果に一喜一憂してしまっていました。親の思いとは違い、子どもはいつになってもマイペースなのにイライラし、いやみを言ってしまうことも多々ありました。
 ある時「親は親、子は子であって違う人生である。子どもの受験は子どもの問題であって、親がするものではない。」という言葉に出あいました。それまでは、どこか「私ががんばってさせないと。」という思いが強かったのですが、そこからは「子どもがやらないと始まらない。押し付けになっても仕方がない。子どもが自分でできる範囲のことをした結果が、その子の結果なんだ。」と思えるようになりました。すると一気に気が楽になり、イライラは減りました。(もちろん最後までいやみをつい言ってしまうことはありましたが、減りました。)そして落ち着いて生活面でのフォローができました。
 ただ子どもがやっていることの確認だけはするようにしていました。わからないところがあった時、教えようとするのではなく、先生に質問するように声かけをしていきました。これも「全面塾を頼ってください。」と言ってくださった先生の言葉に救われました。
 また、早くから親が子どもの限界を決めるべきではないと改めて気付かされました。模試での判定も最後まで悪く、望みはないと思っていた学校から合格をいただき、親はただ驚いてしまいましたが、本人も塾の先生も結果を信じて最後までがんばっていたからこそ、手にできた合格だと思います。その姿をみていると、本当に子どもの成長を感じ、逆に親ができることには限界があるんだなぁと思いました。
塾の先生方、同じ志を持つ友達との出会いによって、子どもはがんばれていたと思います。
 一緒にがんばったお友達、そして最後まで息子を信じ応援してくださった広島校の先生方、本当にありがとうございました。

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