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2021年度の作品

No.7 『 一家団結!!!! 』   学院中・修道中・城北中/Sさん

 我が家は長男と次男が三篠校でお世話になりました。大好きな修道生の兄が、楽しく学校に通うのを見て、次男は「俺も修道に行きたい!」と5年部から通い始めました。もともと次男は、水泳クラブの練習に週6回通っており、それと両立させるため、6年の5月まで土曜コースに通いました。

 初めてのテストでは、平均点に全く届かず、「大丈夫なん?」と不安な気持ちになったことを思い出します。先生方が、テストやノートに毎回丁寧にコメントを下さり、次男は塾から帰るたび嬉しそうに見せてくれました。そのコメントは、私にとっても励みになりました。
 毎回マナビーテストまでの2週間、とにかくテキストとアタックを繰り返し学習しました。

 土曜コースは通塾日が少ないので、主に私が毎日、答え合わせや解説などをしておりました。正直、どんな風に進めていけばよいのか分からず、算数は「答えを覚えてもいいから、何度も解く」ことをしました。その中で「きちんと途中式が書けているか」など、私がチェックするように心がけました。 

 国語は、興味のある文章かどうかによって、出来不出来の差がありました。そのため、家にある本の中で次男があまり好まないような文章を音読し、「どんな話だった?」と親子で話す時間を作りました。

 理科と社会の暗記系は、家族でクイズ大会のように問題を出し合いました。もちろん、その時点で勉強をしている次男の正答率が高いので、次男は自信を持ててとても嬉しそうでした。

 しかし、いつもきちんとサポート出来ていたわけではなく、私がチェックなどのサポートを怠ると、それに比例して成績は下がりました。そして、同じ問題を何度も間違ったり、やる気のない態度を見せたりすることもある中で、私は冷静さを失い、「もういいよ!受験やめよう!」など、心無い言葉をかけてしまうことも度々ありました。そんな時には、主人がサポート役を変わって、次男を励ましてくれました。長男は「もっと〇〇してあげて。俺は経験者だから弟の気持ちが分かるし、今となっては母さんの気持ちもわかる。」など私を諭してくれ、次男には「絶対に受かれよ!」と声をかけてくれました。

 家族の更なるサポートによって私は猛省し、時にはマナビーの問題を隠れて解いてみて「こんな難しいことを頑張ってすごいなぁ。」と次男をリスペクトする気持ちに変えていくこともありました。
 頼りないサポート役を、更に支えてくれるサポート役がいたからこそ、バランスがとれた受験生活が送れたのだと思います。

 6年生の6月になると「俺は学院に合格してから、修道に行きたい。」と言うようになり、週3日コースに変更しました。週3日コースでは、周りの友達の頑張りに刺激を受け、「プリントやりたいけぇ、早く塾に連れてって。」と言ったり、「プリント頑張ったけぇ、先生がほめてくれた!」と、それまでよりも達成感でいっぱいの顔をして帰ってきたりすることが増えました。

 冬に入る頃、得意だった理科でつまずき始めました。どうすればよいか本人と相談し、夏期講習のテキスト、マナビーの応用問題、補助プリントを3周しました。すると、冬休み明けのテストで「テキストでやったような問題がテストで出たんよ。やり方がわかってきた気がする!」という言葉が飛び出し、受験直前には「理科が得意になってきた!」と嬉しい言葉が出ました。「たくさん努力したもんね!」と次男と喜びました。

 二年間、次男はたくさんの壁にぶつかりましたが、逃げることなく机に向かい続けました。精一杯努力したことは、きっとこの先の自信につながると思います。振り返ってみると、家族ぐるみで取り組んだ受験生活、本当に幸せでした。春からは念願の修道生として、更なる夢に突き進んでいってくれることでしょう。
 次男を支えてくださった先生方、塾のお友達の皆さんに深くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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