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みなさん、こんにちは。おんどくんママです。前回は、活字を速く正確に読めるようになるために、音読は絶対に必要であることをお話しました。ご家庭での音読練習は順調ですか?
ところで、音読練習をしていく中で、こういった話をよく聞きます。「文字を一つ一つ拾い読みをしているから、文章の意味がまったく読み取れていないんです。」音読練習を始めたばかりのお子さんは、読むことに精一杯で、文章の意味を考える余裕がないんですね。
このようなお子さんは、どのような音読練習をしたらいいのでしょうか?音読講座第2回は、このテーマについてお話しましょう。
文章の意味を捉えながら音読するためには、まず、句読点までを一つのまとまりとして読めるようになることが大切です。まだ、上手に読めないお子さんには、短い文章の『読点読み』がお勧めです。
たとえば、「ぼくは、学校へ行った。」という文があるとします。初めに、おうちの方が「ぼくは、」と読みます。次に、お子さんも同じように「ぼくは、」と読みます。次に、おうちの方が「学校へ行った。」と読みます。同様に、お子さんが「学校へ行った。」と読みます。このように、読点読みは、短いフレーズの繰り返しなので、音読の苦手なお子さんでもスムーズに読むことができます。
これに慣れてきたら、次は『句点読み』に挑戦です。読点ごとにきちんと区切りながら、おうちの方が読みます。「ぼくは、学校へ行った。」そして、それをお子さんが同じように読みます。「ぼくは、学校へ行った。」
それができたら、次は『段落読み』です。「ぼくは、学校へ行った。校庭で、友だちといっしょに、野球をした。とても楽しかった。」とおうちの方が読んで、お子さんが繰り返すのです。
このようにして、1ページくらい読めるようになったら、今度はお子さんに一人読みをしてもらいます。すると、少し間違えながらも、結構すらすらと読めるようになっているのです。そのとき、おうちの方はすかさず声をかけてあげましょう。「わぁ、さっきより上手に読めるようになったね!!」この声かけが、お子さんのやる気を引き出すのです。
最初から上手に読めるお子さんはいません。読むのが苦手なお子さんは、自信がないのです。お子さんのたどたどしい音読を聞いて、「それじゃあ、だめ!ちゃんと読みなさい!」と言うと、お子さんは余計に読むのがいやになってしまいます。励まし、少しの上達であっても誉めてあげましょう。そうすれば、きっとお子さんも楽しんで音読に取り組んでくれるはずです。
『きのこん先生の音読レッスン』では、この『読点読み』の課題を取り上げています。
ぜひ、挑戦してみてください。