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2015年度の作品

No.6 『 プレゼントをありがとう 』  城北中・なぎさ中/Sさん

 息子と頑張ってきた二年間。最後は合格という素敵な結果で終わることが出来、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
合格という二文字を手に入れるということがどれだけ大変なことか、実際に受験をすることで思い知らされました。今でも机に並んでいるテキストを見ると、よくこれだけのことを頭につめこんだなぁ、と感心します。
 私はいつも息子に言っていた言葉があります。
「一枚でいいから合格通知をプレゼントしてね。努力した分は、ちゃんと結果として自分に返ってくるよ。」
と、頑張れと言うかわりに言っていました。
 私が頑張っても入試は受けられない。やれるのは息子だけ。チャンスは一回。その為に協力できることは何でもやるから一緒に頑張ろう、と言ってきた。とは言ってもマナビーテストも模試もひどい結果にどうしたものかと苦戦の日々で、時々ガツンと一言、雷を落としたり、泣かせたこともある。いつも優しい顔はしてやれない。続かないというのが現実でした。「次は頑張るよ。」と前向きに頑張る姿とは反比例……自分も頑張るけど、他人はもっと頑張るため、なかなか努力が報われることはなく辛い毎日でした。そして六年部も折り返し地点。全てを覚えるには時間がたりない。そこで我が家の勉強法は漢字・計算・小問・完全チェックの繰り返し学習。それで当日六割とってみよう。難問は解けたらラッキー、な気持ちで続けました。
 息子にエンジンがかかったのは受験一か月前。何とも遅いと思ったが、過去問が意外に解けたのがうれしかったようだ。それから、猛勉強の日々。
「何かが乗り移ったんですか?」
というくらいのやる気と、
「俺、必ず合格してみせるよ。」
と、どこから来るのか、この自信満々の言葉。どうか神様、このまま願いをかなえてください、と私は神頼み。
受験一週間前ともなると、食事をうけつけず三食うどんという食生活に新たな心配が増えましたが、何とか受験当日を迎えられました。
「知っていることは全て書いておいでね。誰かが合格するんじゃなく、自分が合格するんだよ。きっと大丈夫。」と送り出しました。
発表まではとても長い一日でしたが、無事に合格することができ、我が家の受験は終わりました。ハラハラ、ドキドキの出来事でしたが、何があってもあきらめず、最後までやり抜くことは大切だな、と改めて感じました。
 最後に。合格は今はゴールかもしれないけど、春からは新たなスタートです。これからまた息子と一緒に歩んでいこうと思います。次は、たくさんの笑顔で。

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