2019年に息子、2021年に娘の中学受験が終わり、我が家の受験シーズンはひと段落しました。まずはお世話になった呉校の先生方に御礼を申し上げます。
私も子供の時に中学受験を経験しましたが、何が何だかわからないうちに終わったのが正直な感想でした。親としてその経験が長男の受験の時に生かせたかは分かりませんが、お互いに後悔のないように出来る限りの準備をして本番に望むことは出来たと思います。
具体的には、なかなか尻に火がつかない息子に声を掛け勉強をみてあげたり、願書の提出などのスケジュール管理をしたり、私自身も緊張していました。結果は第一志望だけでなく、より難関な学校の合格も勝ち取ってくれました。
そして今年は娘の受験でした。娘の時も勉強をみてあげるのを少し楽しみにしていました。ですがほとんど質問はなく、子どもとのコミュニケーションを期待していた私の気持ちはいい意味で裏切られてしまいました。塾の先生の話をよく聞いて、自分で時間配分などを計画して勉強を進めてくれ、親の出番はあまりありませんでした。そして娘も見事に第一志望の難関を突破してくれました。
こう上手くいった背景には娘が予め兄の受験の様子を見ていたり、兄からアドバイスをもらったり、兄から励ましてもらったり、兄妹の仲が良かったことが要因としてあったかもしれません。
兄妹でもここまで個性が異なるのですから、これから中学受験に挑むご家庭へのアドバイスとして画一的なことは言えませんが、受験で悩む小学生の心に「独りじゃないよ」と寄り添うことでしょうか。この役割は私よりも妻が上手で、母親のような友達のような接し方で子どもの緊張を解いていたようにみえました。
中学以降は親が勉強をみてあげることも難しくなります。そんな中で子供の成長を支えるために、夫婦、親子、兄妹が仲良く過ごせるように、お互いに声をかけながら明るい家庭を築いていきたいと思っています。そしてこの受験勉強で学んだ計画性や、手にした達成感を今後に活かしてもらいたいと願います。