通塾を考えたきっかけは、主人の母校を受験させたいという思いでした。ただ、周囲に受験を考えている同級生はいなかったため、息子も私も受験についてよく分かっておらず、また、3月の一斉休校により自宅学習から始まったため不安な気持ちだったことを覚えています。
結局、最後の方まで本当に受験させていいのか、そのレベルなのか、マナビーテストの結果を見てもピンと来ず、いつも逃げ道を作るように、「どの学校でもよい経験ができるからね」と息子に伝えていました。
そして、6年後期の最後の塾の面談で、子供への声かけについての話になり、このことを伝えたところ、子供は親の気持ちに応えたいと頑張るので、「この学校に行こう」と引っ張ってあげてくださいと言われました。私は、この面談で不安を断ち切ることができ、最後の3か月を迎えられ、相談できて良かったと思っています。
塾に通うにあたって、その時々での思い出が多くあります。4・5年生の間は私の仕事が忙しく、あまり様子を見てあげられず、通塾も電車で行っていましたが、居眠りをして降り損ね、泣きながら電話してきた息子を迎えに行ったこともありました。食事が好きなので夕飯のメニューをメールで伝えて、好きなものを作ってるから頑張ろうねと励ましました。
また、塾の課題の一部を一時期していなかったことが発覚して喧嘩したこともあります。長いスパンで考えると親子でお互いしんどくなってしまうので、いつも一週間、二週間をやり切ろうというスタンスで乗り越えました。
いよいよ受験という年始頃から、長い寝言を毎日言うようになり、少し心配しました。受験の勉強自体はストレスだったのだろうと思います。ただ、塾へ行きたくないと言ったことはなく、友達や先生の話をよくしてくれ、とても恵まれていたと感じます。
親子で右も左も分からず始めた受験勉強でしたが、塾の方針や指導の仕方が息子にはとても合っており、多くを経験して今では大きく成長したように思います。3年間ご指導ありがとうございました。