私の受験を例えていうのならば、それは「闘い」だと思う。ストレスとの闘い、誘惑との闘い、もちろん入試の時も……。
私が最初から最後まで闘いぬけたかといえばそうではない。
まず、ストレスに負けてしまった。学校でのストレスがたまってしまったのだ。イライラしていたので、予習も復習も身が入らず、マナビーテストの点数も下がり、常にイライラしているという状態だった。
生活態度も悪くなり、母から何度も受験をやめなさいと言われた。それにさらにイラついて、腹いせのように音楽を聴きまくったり宿題をサボったりなどをしてしまった。
ここで、私が変われば良かったのだろう。でも、私は変われなかった。入試直前まで、生活態度を改めることなく日々を過ごしていた。
そして、それは結果に出てきた。
私に合格の春はやって来なかった。
最初、ショックというよりは、勉強も何もすることがないという喪失感が辛かった。しかし、受からないのが当たり前だった。 だが、失敗したというわけではないと思う。「闘い」には力がいる。ちゃんとしていなかったにしろ、積まれてきた力が私の中に確かにある。その力は、私が生きてゆく間たくさん役立ってくれるだろう。ちゃんとやりきれたなら、受験に失敗などないのだ。
これから受験する人に言っておきたいことがある。もし私のように受験勉強がうまくいっていないのなら、受験の最後で後悔しないように今できることをやってほしい。そして最後に、ずっと応援してくれた先生方、一緒に楽しく勉強してくれた友達、その他たくさんの方に感謝したい。
本当にありがとうございました。