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2018年度の作品

No.5 『 「合格」へ駆けろ!! 』 学院中・修道中/Nくん

 『合格』。受験生ならだれもが憧れ、目指すべき称号です。そんな『合格』を僕が第一志望の学院で掴んだ努力方法を六つ紹介します。
 一つ目、授業に集中し、先生の解説・話をしっかりと聴く。大事なところはノートにメモをとろう。社会等は教材では学べない豆知識も知ることができますよ。
 二つ目、予習・復習は必ず。プリントは要る分だけ。四年・五年部は予習や復習と少数のプリントだけの課題だけですから、予習・復習は再度確実にやりましょう。しかし、六年部は予習・復習は少し増えるだけですが、自ら取るプリントが数倍に増えます。かたっぱしから取ってためるよりも苦手で理解できていない所のプリントをとって基礎を固める方が良いと思います。
 三つ目、恐れない。成績の落ち込みやクラスがえ、不合格を恐れていては何もできません。あと、模擬試験で悪い判定が出ても、ビビってはいけません。僕は学院C判定ばかりでしたが合格できました。ですから結果は努力で良い結果に変えられるということを忘れないでください。
 四つ目、質問は決して恥ずかしいことではありません。むしろ疑問がない方が不思議です。いくつか問題を解いていくと必ずといっていいほどの確率で疑問が出てきます。先生との対話を通して疑問を確信に変えていきましょう。
 五つ目、再度の確認。人には忘れるということが必ずあります。一度で覚えられるという人は世紀の天才です。そんな人はめったにいません。ですから、くり返して復習することが忘れるということへの対抗策です。
 六つ目、朝に勉強する。これは学校の友達に教わりました。一晩で頭がリフレッシュされて新たなヒラメキが生まれるのです。早起きは三文の得ならぬ、早起きは三問の得ですね(笑)。
 だいたいこのくらいでしょうか。あと皆さんのお母さん、お父さんに言っておきたいことがあります。やはり勉強には自主性が必要です。なので「これをやりなさい!!」「あれをやりなさい!!」とガミガミ言ったって言われる側はやる気をそがれるし、むしろ、反発してしまいます。「これをやったら?」とか「先生はどんなことをやろうって言ってたん?」等怒ったり強く注意したりせずに、優しく問いかけるように『助言』してあげてください。そうすれば、少しでもやる気を引き出せるのではないでしょうか。ぎゃくに、誤解してはならないのが、「何かでつる」ということです。これではまったく意味がありません。上手に子供のやる気を引き出し、テスト復習を手伝ったりしてあげて下さい。僕はそれで成績が上がりました。
 最後に、『合格』に向けて加速する君達に伝えておきたいことがあります。『合格』は自分だけの称号ではありません。常に優しく厳しく支えてくれた先生方、強き味方であり強きライバルだったクラスメイト、送迎や受験させてくれた家族等の受験に関係する全ての人達の団結の印である称号です。喜びは全ての人で分かち合いましょう。
 受験はゴールではありません。通過点、もしくはスタートといっても過言ではありません。ここから高校・大学・社会人と長く遠い道のりが続きます。ですが、今の僕は乗り越えられる気がします。なんでかって?僕の背中や心をおしてくれるからだよ。
 不動で喜びに満ちた『合格』が。

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