「もっと時間がほしい」
この言葉を何度言ったかわかりません。十二月に入り、受験が近づくに連れて、焦りを感じた私は何をすれば良いのか分からなくなっていきました。しかし、与えられる時間はみんな同じ。私は、少しでも時間を効率よく使えなかったらイライラしていました。
そんな時、
「今できることからやれば、大丈夫よ」
と言ってくれたのは、母でした。先のことを考えて悩んでもしょうがない、今できることをやっていけばいい、ということです。「そうか」と感じた私は、まず、塾の課題を一つ一つ着実にやるようにしていきました。焦らず、落ち着いて。
そして、勝負の冬休み。苦手な単元を一つずつやっていけるよう計画を立てました。すると、苦手だった算数も自信がつき、テストも良くなっていきました。そんな中、息抜きに母が作ってくれたミルクコーヒーは、とても嬉しく支えになりました。このように冬休みを焦らず過ごせたのもあの言葉のおかげだと思っています。
入試が終わった時、「できた」と思い、今までの中で一番の達成感でした。この達成感は、周りの人の支えがあったからこそのものだと思います。残念なことに第一志望には届きませんでしたが、その失敗は次に活かすためにあるのだと思い、前を向いていきたいです。
今、受験勉強を頑張っている皆さん。これから先、何をすればよいのかわからなくて、イライラすることもあると思います。そんなときは、落ち着いて、今できることに取り組んで下さい。そして塾を信じて下さい。勉強したことは決して無駄にはなりません。
最後に、いつも分かりやすく面白い授業をして下さった東広島校の先生方、ありがとうございました。辛い受験生活も乗り越えることが出来ました。