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2019年度の作品

No.8 『 最後まで両立できた理由 』  叡智学園中/Kさん 

「コンクールはいつまで続くんだ?」
夏休みの後にガクンと成績が落ちたとき、W先生に言われた言葉が、私は忘れられません。時間がない、成績が伸びないとあせる中でも、先生は私にピアノを休めとは言いませんでした。先生も私の気持ちに寄り添ってくれていると感じ、先生をますます信頼するようになりました。
 私は4年部から塾に通いはじめました。ピアノと受験勉強、両方頑張りたいけれど、ピアノのコンクール間近になると成績はいつも下がりました。それでも何とか最後まで、ピアノも塾の勉強もあきらめずに続けることができた理由は4つあります。
 一つ目の理由は、塾の勉強がとても楽しかったことです。私は4年部から塾に通うようになりましたが、家ではピアノ一色の生活を送っていたので、塾で先生の授業を受けながら学ぶのは新鮮でとても楽しかったです。
 二つ目の理由は、塾には励まし合いながら、目標に向かって頑張れる仲間がいたことです。塾の同じクラスには私と同じようにピアノも頑張る友人がいました。必死に勉強をしている友人がいました。一生懸命でがむしゃらに切磋琢磨できる友人がいて、お互いに励まし合って志望校に合格できたことが何よりうれしかったですし、自分が頑張る原動力にもなったと思います。
 三つ目の理由は、4年部から塾に入ったことで、時間の使い方が上手くなってきたことです。ピアノのコンクールがある週はピアノに時間を割き、マナビーテストがある週はテスト勉強に時間を割きました。親には「ピアノも勉強も突貫工事ね。」と言われながらも、その時々の単元を集中して勉強することで、基礎力を積み重ねてこれたと思います。
 四つ目は、夏休みがあけた後から、とにかく先生を信じたことです。県立対策では丸がもらえるまで何度も解きなおして添削してもらいました。H先生とK先生は文章が上手く書けない私に、根気強く付き合ってくださいました。W先生は苦手分野を割り出して、テキストのどの部分を勉強すればいいか教えてくださったので、先生を信じて年末までにその部分をすべて復習しました。
 これから受験するみなさん、やりたいことをあきらめて後悔することがないように必死で頑張ってください。東広島校の仲間と先生には心から感謝しています。ありがとうございました。

 

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