みなさんは「アリとキリギリス」という童話を知っていますか? 僕はまるでそのキリギリスのようでした。アリのように真面目にコツコツやっていくのではなく、最低限の事しかせず、のんきにしていたのです。そのため、仕上がっていなければいけない追い込みの時期に、まだやるべき事が全く終わっていなかったのです。
「もうダメだ―――――――――。」
まさに、真冬に取り残されたキリギリスの様な気持ちでした。また、そう思うと同時に、
「なんでコツコツやっていかなかったんだ!」
とひどく後悔していました。
なぜ、こんな事になったのか。その原因は僕の勉強法にありました。
本来塾に行ったらすぐやるべき「確認プリント」をやらず、授業は一応聞くものの、一番大事な復習をろくにやらずに「わかったふり」になっていたからです。もし僕みたいに勉強を進めている人がいたら、すぐにやめてください。大変な事になります。
幸い、僕はそのことに気づき、正しい勉強法に直し、合格する事が出来ました。そこから僕がどのように取り組んだのか、説明しましょう。
まず、たまっていた算数の「確認プリント」をやって提出し、計算力が不足していたので、毎日「アタック」をやるようにしました。それから、分からないところを必ず先生に聞くようにしました。みなさんも疑問点は、そのままにせず質問しましょう。また、社会の暗記する所をトイレに貼ったりしました。けっこう効果がありますよ。
他にやったことは、勉強の合間に本をたくさん読みました。面白いし、読解力も身に付き、一石二鳥です。しかも、僕の場合は読んだ本が入試で出て、とても助かりました。ゲームやテレビばかりでなく、本をしっかり読みましょう。
こうして、僕は最終的にキリギリスのように後悔しながら終わるのではなく、失敗を乗り越えて夢を叶える事ができました。
最後に、最も大切なことは、どんな苦しいことがあってもあきらめないことだと思います。
「やればできる!」
そう信じてください。がんばれ!受験生!