僕が家庭学習研究社に初めて行ったのは4年の冬期講習だ。その時のマナビーテストの国語は、なんと37点。それもそのはずで、問題の文章はとても時間内に読めないほど長く、設問だけを読んで答えたからだ。これがとても悔しく、入塾を決めた。
入塾してすぐ、コロナの影響で休講になり、勉強のペースがわからないまま、公園で毎日遊んで、勉強は最低限しかしなかった。通塾が始まると、公園で遊んでから友達と塾へ向かうスタイルが定着して、泥がついたまま塾へと向かうこともあった。
しばらくして、勉強する姿勢は身につきつつあるものの、苦手な国語は伸び悩んだ。力がつき始めたのは、5年の後期から始まった国語プリントのおかげだと思う。文章問題の他、慣用句、ことわざプリントがあり、知らない語句ばかりで、最初は調べるのも覚えるのも時間がかかった。算数のように楽しいプリントではなかったので、苦手意識があった僕には気の進まないプリントだった。それでも母から、「塾で配られる課題はすべて必要なものなのだから、きちんとやりなさい」と入塾の時に言われていたし、やり終えたら先生からご褒美スタンプをもらえたので、すべてコンプリートした。
気がつくと、国語が得点源になることが増えてきて、努力すれば結果が出ると実感した。国語で自信がついたのか、他の教科も成績が上がり、ついにマナビーテストで1位が取れた。そのころから高い順位がとりたくて国語以外の勉強の時間も増やした。すると、安定して良い順位をとれるようになった。
そして、僕のエンジンがかかったのは、六年生の夏休みだ。心を大きく支配していた塾に行く前に公園に行って遊ぶというスタイルをやめて塾に早く行き、プリントや完全チェックに取り組む時間を作った。
本番の入試では、自分の実力が出せたと思う。特に国語は、文章が面白く、問題もすらすら解けた。
結果は合格。
「努力すれば必ず結果がついてくるよ」
僕が先生から言われた言葉だ。僕からもみんなへこの言葉を送ります。